脱税の最高刑が懲役10年に延長される可能性

 脱税の最高刑を懲役5年から10年に延長する法案が、国会において審議されるかもしれません。経済犯罪で起訴される事例が増えていることを受けてですが、仮に懲役10年になるとすれば、時効も5年から7年に延びるようです。

 法改正が実現すれば、今年6月以降、主要な脱税行為の法定刑は「10年以下の懲役、1千万円以下の罰金」となる。これに伴い、刑事訴追の時効も5年から7年に延びるため、国税・検察当局が刑事事件として立件しやすくなる効果も見込まれる。